Sailin'Japan / News Detail豊崎 謙氏 提供のピザーラセーリングチーム[オーストラリアカップ]参戦レポートです。
25勝1敗の高い勝率を誇り
ピーター・ギルモア、オーストラリアカップで5度目の栄冠
ピーター・ギルモア率いるピザーラセーリングチーム(PST)は、西オーストラリア・パース市マチルダベイで開催されたヨットのマッチレース「サンマイクロシステムズ オーストラリアカップ2001」(主催/ロイヤルパースヨットクラブ、3月20日〜25日)の決勝戦でギャビン・ブラディを2勝0敗で敗り、優勝した。
ピーター・ギルモアは同レース2年連続、5回目の優勝となる。
昨日、決勝進出を決めたPST(米)の決勝戦の相手はギャビン・ブラディ(伊)となった。
今朝、ギャビン・ブラディ対マグナス・ホルムベルグ(スウェーデン)の最終準決勝戦が行われ、ギャビン・ブラディが勝ち(2勝1敗)決勝進出を決めた。
PSTの全メンバーは米国シアトルを本拠とするアメリカズカップ(ア杯)挑戦チーム「ワンワールドチャレンジ」に所属。かたや、ギャビン・ブラディは2000年ア杯に参加し次回も挑戦する「プラダ・シンジケート」のチーム。2003年ア杯に向けての戦いをイメージさせる組み合わせとなった。
しかし、PSTにとっては相手が誰になろうとも、絶対に勝てるという自信があった。風待ちでスタートを待つ間が絶好の休息時間になった、というほどに余裕があった。決勝戦は2戦先勝方式。
第1レースはスタートでいいサイドを取り、ボートスピードがよく、タクティクス、ボートハンドリングにおいてほとんどミスのないセーリングに終始。すべての作戦がうまく機能したレースとなり、まず1勝。
後がないギャビン・ブラディにとり第2レースは背水の陣。しかしそれがあせりとなり、スタート前に2つのペナルティ。第3レグでもペナルティを受けた。かたやボートスピードに優るPSTは相手の挑発に乗らず、自分たちのセーリングをまっとうし42秒差でフィニッシュ、2連勝を飾り優勝を決めた。
ピーター・ギルモアのコメント
「私にとっては5回目の優勝、PSTにとっても2年連続の優勝となった。昨年のニッポンカップ以来久しぶりのレースだったがすべてがうまく行った。これもクルーたちが素晴らしい活躍をしてくれたから。今、私たちは自信にあふれている」
谷路泰博のコメント
「チーム間のコミュニケーションがうまく行き、クルーワークに専念できたことが大きい。昨年優勝したものの、PSTにとりオーストラリアカップは3位が多かった。それが25勝1敗という高い勝率で優勝できたことは、今のチームコンディションを物語っている。しかし今回のレースは疲れた。休みが欲しい!」
オーストラリアカップ最終成績
優勝 ピーター・ギルモア(米、PST)
2位 ギャビン・ブラディ(伊)、3位 ケン・リード、4位 マグナス・ホルムベルグ、5位 ルック・ピロ、6 位 クリス・ディクソン、7位 イェス・グラム・ハンセン 、8位 ネビル・ウィッティ、9位 ヤスパー・ラディッヒ・ヨハンセン、10位 ジェイムス・スピットヒル、11位 アンディー・ビーズウォース、12位 ニコラ・セロン
参考:ピーター・ギルモアとPSTの今レース全成績
総当たり戦 21勝1敗
準決勝戦(対ケン・リード) 2勝0敗
決勝戦(対ギャビン・ブラディ) 2勝0敗
ピザーラセーリングチームの概要
ピーター・ギルモア(スキッパー)、谷路泰博(ピット)、早福和彦(バウマン)、ベン・アインスレー(メインシートリマー、シドニー五輪レーザー級金メダリスト)、マイク・モトー(ヘッドセールトリマー、95年のア杯チーム、ワンオーストラリア所属)。
全員ワンワールドチャレンジのメンバー。PSTのマッチレース参戦はワンワールドの練習の一環で、クルー構成は適宜変わる。